Vol.10 賃貸併用住宅のトラブルについて②

こんにちは。営業部の山口です。

音の伝わり方には大きく分けて2通りあります。空気中を伝わる空気音と、コンクリートや壁などの構造物を伝わる固体音です。

建物の外から聞こえてくる自動車の走行音や人の話し声などは空気音、上の階の住人が歩く足音や水回りの給排水から生じる音は固体音といいます。

固体音は、空気音と比較して、伝わるスピードが格段に速く、減衰しにくい特性があります。この特性を利用したものが糸電話です。音声は空気中を伝搬するよりも、糸という固体を伝搬するほうが、より早く、より遠くまで伝わります。

ところで糸電話の通話可能距離はご存知ですか?
インターネットで検索すると、300mとか500mといったページがヒットします。直線距離とはいえ、300mとか500mというのは相当な距離です。柔らかい糸ですら、それだけ音を伝える力があります。より固いものはどうでしょう。コンクリートやガラスは、空気中より10倍~15倍のスピードで音が伝わるそうです。

伝搬速度が速く、減衰しにくいということは、固体音は遠くまで大きな音が伝わるということであり、その対策方法も空気音に比べると難しくなります。

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